約 511,700 件
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/1836.html
《高坂 桐乃(012)》 キャラクターカード 使用コスト2/発生コスト2/黄/AP20/DP10 【オタク】 このカードが登場した、または退場した場合、自分のキャラ1枚を活動状態にすることができる。 (あ、おはよ……。) 俺の妹がこんなに可愛いわけがないで登場した黄色・【オタク】を持つ高坂 桐乃。 登場・退場した時に自分キャラ1枚を活動状態に戻す効果を持つ。 登場した時だけでなく退場した時にも効果を発動できる。 妨害中に退場した場合、既に休息状態になったキャラを活動状態に戻せるので後続のアプローチを抑えられる。 もちろん登場しただけで活動状態に戻せるので、使用型テキストを使ったキャラをアプローチに参加させることができる。 使い勝手はかなり良く、デッキに投入しても損はない。 カードイラストは描き下ろし。フレーバーは第12話「俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない」での桐乃のセリフ。 関連項目 《阿良々木 暦&八九寺 真宵(208)》 収録 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 01-012 パラレル 編集
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1221.html
563 名前:忍法帖導入議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 14 15 13.83 ID W7+wQCIY0 [2/7] 第一巻で桐乃が玄関に落としていったのがメルルのDVDwithエロゲじゃなくて、 京介の写真集とかだったらどうなっていたのだろうか…… 569 名前:忍法帖導入議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 16 02 02.55 ID W7+wQCIY0 [3/7] ・・・夕食中・・・ 京介(俺の写真なんて、一体誰が持ってたんだ? 桐乃とは考えられねえし、親父かお袋か…… とりあえずカマをかけてみるか) 京介「なあ親父、俺の写真てどこにあるんだ?」 大介「おまえの写真などない」 佳乃「そうよ。京介の写真なんかとって何が楽しいの?」 大介「わざわざフィルムの無駄遣いすることもあるまい」 京介「(´・ω・`)」ショボーン 桐乃(まさか京介が拾ったの!? でも、お父さんもお母さんも、そんなこと言わなくていいじゃない……)シューン ・・・京介の罠・・・ 京介「おまえだって勝手に部屋に入られたらイヤだろ?」 桐乃「~~~!」 桐乃(……あれ?問題なのは勝手に部屋に入ったことだけ? 盗撮の件はいいんだ……) 京介「ほらよ」ポス 桐乃「え?」 京介「俺の勘違いだった。 こいつはおまえが捨てておいてくれ。 ……でも、できるなら捨てないでくれ。 自分の写真を捨てられるのは悲しくなる」 桐乃「うん。わかった。 ……ねえ、あたしがあんたの写真を持ってるのおかしいと思う?」 京介「おかしくなんかねえよ。 むしろ、俺の写真を一枚も撮った事の無い親父たちの方がおかしい。 ありがとうな。おまえだけでも俺の写真を撮ってくれて……」グス 桐乃(自分の写真が一枚も無い事知って、ショックだったんだね……) ・・・桐乃の部屋にて・・・ 京介「なんで俺の写真なんだ?」 桐乃「その……無視しあってるはずなのに、一々あたしのこと気にしてる京介とか、可愛いと思わない?」 京介「……何時からなんだ?」 桐乃「わかんない。 気がついたら無意識のうちにあんたのこと目で追うようになってた」 京介「…………おまえ、もしかして俺のこと好きなの?」 桐乃「はぁ!?あたしがあんたのこと好きとか、そんなことあるはずないじゃない!」 京介「でも、俺の写真」 桐乃「あたしは兄貴が気になるから写真を撮ったり、パンツ盗んだり、10分毎に日記つけたりしてるだけ。 あんたのこと好きになるなんてありえないし!!」 京介(そうだよなー。 桐乃が俺のこと好きになるはずないか) 桐乃(あれ?納得しちゃった?) 桐乃「とにかく、これからは色々協力してよね!」 578 名前:忍法帖導入議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 18 47 02.49 ID W7+wQCIY0 [4/7] 573 京介「ところで、何で俺の写真集なんて持ち歩いてたんだ? やっぱり、いつでも俺の姿を見たいと思うほど俺のこと……」 桐乃「違うから。 素人用の写真投稿雑誌があって、そこに投稿する写真を選ぼうと思ってたの。 ほら、今までも何回か投稿してるんだよ」 審査員特別賞:「頑張る兄貴」 投稿者:きりりん コメント:写真からきりりんさんのお兄さんへの愛情がヒシヒシと伝わってきます! 桐乃「まだ金賞とかは取った事ないんだよね」 京介「このコメント……やっぱり俺のこと」 桐乃「審査した人が勝手にそう感じただけだから!」 京介「それで、俺は何を手伝えばいいんだ?」 桐乃「う~ん。 今まで通りにしてくれたらいいよ。 変に格好つけられると悪くなりそうだし。 あ、でもあんたのこともっと知りたいから、今度どこかに連れてってよ」 京介「そうか。おまえと一緒にどこかに遊びにいくなんて久し振りだから緊張するが、変なことをお願いされるよりはマシか。 ヌードを撮らせてくれとか言われたらどうしようかと思ったぜ」 桐乃「あんたのハダカなんて何度も撮ってるし」 京介「え?」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1291.html
626 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/24(木) 22 29 26.88 ID rGm+XGEQ0 [1/3] 流れ読まずに投下 SS:観賞会 大介「それでは、いってくる」 ウキウキ 佳乃「それじゃあ行ってくるから。お留守番宜しく~♪」 桐乃・京介「いってらっしゃーい」 とある日曜日、お袋と親父は日帰り旅行に出かけて行った 昨日の夕飯時お袋が温泉に行きたいとねだったところ親父が一晩でやってくれたようだ 行動早すぎだろ! あんたどんだけお袋好きなんだよ! 分りにくいけどウキウキしてんのバレバレだからな! 突っ込まずにはいられない。もちろん口には出さないが…… そして、こういう日は桐乃も浮かれている。そして、俺は浮かない日でもある 京介「さーて、まだ眠いしもうひと眠りするかなーっと」 ガシッ! 京介「ぐぇぁ!」 桐乃「何言ってんのアンタ! 日曜なのに他にすること無いワケ!」 京介「ゲホッゲホッ! 急に襟引っ張んなよ! ……ったく何も無いから二度寝すんだろ」 桐乃「フフン 何も無いのね。それじゃあ今からアタシと第6次メルル観賞会だから」 …………はめられた!! 629 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/24(木) 22 30 23.70 ID rGm+XGEQ0 [2/3] そして、あれこれ準備を済ませて観賞会をしているわけだが 桐乃「きゃっほーい! メルルちゃんまじメルル!」 理解不能なこと言ってるのはまだいい 桐乃「ねぇ今の見たー! やっぱパンツは純白国産綿パンツだよね!」 狂ったセクハラをしてるのもまだいい 桐乃「……アンタさっきから黙ってばっかじゃん。なに? 何か文句あるなら言いなさいよ」 京介「その、何と言いますか……」 桐乃「何よじれったいわね。言いたいこと少しも言えないの? まぁヘタレなら仕方ないよね」 京介「あ゛ーもう!! 何で広いソファーでわざわざピッタリくっつくんだよ! お前が飛んだり跳ねたりするたびにいい匂いとかするし腿とかこすれたりで意識するんだよ!」 桐乃「キモッ! 変態! 妹の匂い意識するとか告白してどうするつもりなの!」 京介「どーっもしねーっよ! お前こそ俺の匂いでも嗅いでんじゃないだろうなぁ!」 桐乃「ひぇあ! そそそんなわけけけ! あうあうあうあう」 京介「え? 桐乃さん?」 桐乃「うっさい! アンタなんかどうせあたしのパンツもみてんでしょ!」 京介「うぇい! 何でばれてんの!?」 桐乃「ああああんた、なななになにを!1」 京介「だ、だって新しいスカートだし! いい感じにひらひらしてるし! 香水もいつもと違うし!」 桐乃「き、きづいて!? ……あぁもう! 出てけ! 部屋でおとなしくしてろ!」ゲシッ 京介「お前が誘ったくせに! イデッ! わーった出て行くからイデデデデ!」 ったくパンツ見るくらいいいじゃねえか……いや、よくないな…… とまあ、こんな感じで散々な日になるんだよ 632 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/24(木) 22 32 33.53 ID rGm+XGEQ0 [3/3] あ、そうそうこれには少し続きがあるんだった。あれから、30分くらいたって桐乃の部屋に呼び出されてさ 京介「さっきは済みませんでした! どうか許して下さい!」 桐乃「もうそれはいい。チャラにしてあげる」 京介「まじかっ!」 桐乃「ただし、二つ条件がある」 京介「ほほうっ!」 桐乃「なんでテンション高いのよ……。まあいいわ ひとつ、お詫びに今からアキバに行くコト。ふたつ……うー」 京介「どうした? 考えてなかったのか?」 桐乃「そうじゃなくって ……新しい服とか……気付いてるなら、その……何か言うことあるでしょ」 京介「……へっ。ったくそんなことならいつでも言ってやんのに」 桐乃「う、うっさい! さっさと言え!」 京介「あーそのーなんだ ……似合ってるぞ」 桐乃「よしっ! それじゃあ、早くアキバ行く準備するわよ!」バシバシ 京介「わーったから叩くな! イダダダダ!」 まったく素直に表現できないのかねえうちの妹は まあ、こんな笑顔が観れるなら、こういう休日も悪くねえよなあ -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1564.html
794 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2012/09/12(水) 18 11 48.41 ID geHA0BIb0 まどかマギカの12話の台詞をちょこっと変更したらエラいことに・・・ 兄婚少女 きりの☆クンカ 第12話『あたしの最高の兄貴』 桐乃 「あやせ、ごめんね。あたし、兄婚少女になる」 あやせ「桐乃・・・そんな・・・」 桐乃 「あたし、やっとわかったの。叶えたい願いごと見つけたの。だからそのために、このパンツを使うね」 あやせ「やめて! それじゃ・・・それじゃわたしは、何のために・・・」 桐乃 「ごめん。ホントにごめん。 これまでずっと、ずっとずっと、兄貴に守られて、望まれてきたから、今のあたしがあるんだと思う。 ホントにごめん。 そんなあたしが、やっと見つけ出した答えなの。信じて。 絶対に、今日までのあやせを無駄にしたりしないから」 あやせ「桐乃・・・」 京介 「数多の世界の運命を束ね、因果な兄婚となったおまえなら、どんな途方もない望みだろうと叶えられる」 桐乃 「本当?」 京介 「ああ。桐乃―――そのパンツを代価にして、おまえは何を願うんだ?」 桐乃 「あたし・・・全ての兄ぱんを、生まれる前にくんかしたい。 全ての宇宙、過去と未来の全ての兄パンを、この手で」 京介 「―――!その祈りは―――そんな祈りが叶うとすれば、それは俺の妹がこんなに可愛いなんてレベルじゃない! 『普通』そのものに対する反逆だ!はっ―――おまえは、本当に妹妻になるつもりか?」 桐乃 「妹妻でも何でもいい 今日まで常識と戦ってきたみんなを、兄婚妹婚を信じたスレ住人を、あたしは泣かせたくない。最後まで笑顔でいてほしい。 それを邪魔するルールなんて、壊してみせる、変えてみせる。 これがあたしの祈り、あたしの願い。 さあ!叶えてよ、京介!!」 ―――精神世界――― 黒猫 「桐乃。それがどんなに恐ろしい願いかわかっているのかしら?」 桐乃 「あったりまえじゃん」 黒猫 「未来と過去と、全ての時間で、あなたは永遠に嗅ぎ続けることになるのよ。 そうなればきっと、あなたはあなたという理性を保てなくなる。 死ぬなんて生易しいものじゃない。 未来永劫に終わりなく、リヴァイアサンを滅ぼす概念として、この宇宙に固定されてしまうわ」 桐乃 「いいって。そのつもりだもん。 希望を抱くのが間違いだなんて言われたら、あたし、そんなのは違うって、何度でもそう言い返せる。 きっといつまでも言い張れるよ」 加奈子「いいんじゃねぇのぉ?やれるもんならやってみなよ。 兄婚する理由、見つけたんだろ?逃げないって自分で決めたんだろ? なら仕方ねぇじゃん。後はもう、とことん突っ走るしかねぇんだからさぁ」 桐乃 「うん。ありがとう加奈子」 黒猫 「じゃあ、預かっていた物を返さないといけないわね。 はいコレ (妹と恋しよっ♪in星くず☆ういっちメルルDVDを渡す黒猫) あなたは兄婚を叶えるんじゃない。あなた自身が希望になるのよ。妹達、全ての希望に」 ―――現実世界――― (兄婚少女に変身する桐乃。 桐乃の前には幾人もの夢破れた妹ゲーキャラが・・・) 桐乃 「あんた達の兄婚を、絶望で終わらせたりしない。 あんた達は、誰も呪わない、祟らない。 兄パンはすべて、あたしが受け止める。だからお願い、最後まで、自分を信じて」 (桐乃に襲い掛かる麻奈実) 麻奈実「あははははははは あはっ、あははっ、あははははははは」 桐乃 「もういいの。 もう、いいんだよ。 もう誰も恨まなくていいの。誰も、呪わなくていいんだよ。 そんな姿になる前に、兄貴は、あたしが受け止めてあげるから」 (崩壊し、消滅していく麻奈実。そして―――) ほむら「ここは・・・?」 京介 「桐乃がもたらした新しい法則に基づいて、教会が構築されているんだ」 (まっしろなバージンロードの先にはウェディングドレス姿の桐乃) 京介 「そっか―――おまえは、時間と空間を越える存在だったな じゃあ見届けてくれ―――高坂京介と桐乃の、妹婚兄婚の結末を」 End. ---------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/101.html
296 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/30(木) 12 47 00 ID FUezUmtn0 [1/3] 桐乃「もうすぐ寅年もお終いよねー」 京介「あと少しで兎さんがコンニチワだな」 桐乃「でもアンタって寅っぽいこと何にもしてこなかったわよね」 京介「いやおかしいだろソレは。なんで寅年だから寅っぽいことしなきゃなんねーんだよ!?」 桐乃「つーワケで寅っぽいことしなさい」 京介「ええええ!?!」 桐乃「アンタが寅っぽいことしなきゃ、目覚め悪いでしょ? 清々しい気持ちで新年迎えられないじゃん!」 京介「……じゃあお前、兎っぽい事できんの?」 桐乃「は、はあ?」 京介「俺が寅ならお前が兎だろ。兄貴と妹なんだからよ。 俺が寅っぽいことするなら、お前が兎っぽいことするのが当然だよな?」 桐乃「ぐ…」 京介(へっ…どーだ、偶には俺だってやり返すんだぜ?) カリッ 京介「はうっ!?」 桐乃「な、な、何キモチワルい声出してんのよ!!」 京介「気持ち悪いって、お前、いきなり耳囓るヤツの方が気持ち悪いっての!」 桐乃「あ、アンタが兎っぽいことしろっていったんでしょうが!!」 京介「なっ…」 桐乃「兎は囓るでしょ! 歯でカリカリするのが兎じゃん!」 京介「俺の耳は人参かよ!?」 桐乃「うっさい! あたしは兎したんだから寅やれ馬鹿兄貴!」 京介「ぐ……お前、自分が兎だって分かってんのか?」 桐乃「は、はあ?」 京介「寅は肉食なんだぜ? 兎、食べられても文句言えねぇよなぁ!?」 桐乃「た、食べる!? 兄貴があたしを……!?!!?」 京介「がおー」 桐乃「は、ひ、ぽ…ま、まだ心の準備が……!?!!」 ベシッ 京介「痛っ!? お前、クッション投げ…ちょ、ま、パソコンは不味い、 それは当たったら肉体的にも金額的にも死ぬ……!?」 桐乃「うー…うー…」 京介「悪かった、悪かったから……(何でこんなに怒ってんのコイツ!?) 出てく、出てくから、俺は取り敢えずここから退散しますから気を沈めてください桐乃様!!」 ガチャ 桐乃「はぁ…はぁ……か、囓っちゃった……兄貴の耳囓っちゃった…… スンスン……はぁぁ…あたしの歯から兄貴の匂いがするよぉぉぉ…… ガチャ 京介「あ、クッション返すな。掴んだまま出てきちまったから」 桐乃「」 「ガチャ」でクンカ開始だと思ってたら大間違いなんだからねっ! 311 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/30(木) 13 54 22 ID FUezUmtn0 [2/3] 306 桐乃「妹のバニーガール見たいとか、さすが変態は格が違った。 っていうかコスプレは沙織か黒猫がいないと技術的にむり」 京介(やりたいのかやりたくないのかどっちだよ…) 沙織「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーンでゴザル!」 京介「うお!? どっから入ってきやがった!?」 沙織「煙突からだよロミオ。ちょっと遅めのサンタクロースさ」 京介「ウチに煙突はありません!」 沙織「きりりん氏が着たいのは赤のバニーですか?白のバニーですか?」 桐乃「ちょ…沙織、マジで着せる気?!」 沙織「マジもマジでゴザル。拙者も既に森の熊さんのコスプレをしているでござるよ」 京介「それボリノーク・サマーンだからね? MS少女になってるからね!? ……まあこれはこれで……ゴクッ……」 桐乃「キモッ、最低ェ、変ッ態」 京介「ジェットストリームアタック!?」 桐乃「で? 赤と白とどっちがいいワケ?」 京介「え? 何? 着るの?」 桐乃「あ、あんたがMSに欲情するような変態だからじゃん!? そんな斜め下の性癖を持つ兄なんておぞましいし? だからせめて人間の女の子に欲情するように矯正してあげようっていう あたしの気遣いが分からないワケ? だからアンタはキモ低態なの!」 京介「罵倒の三連星を略すなよ!?」 沙織「それで京介氏、赤と白、どちらにするでゴザルか?」 京介「なんで俺は妹が着るバニーガールの色を迫られているんだ!? どんな変態だよ!?」 桐乃「うっさいなぁ…あたしが着るっていうんだから、決めればいいじゃん それともアンタ、あたしのバニーガール姿見たくないっての?」 京介「それは見たい…(って何言ってるんだ俺!? 妹だぞ!!」 桐乃「へ、へ~み、見たいんだ……ふ、ふーん……じゃ、じゃあ選びなさいよ」 京介「(妹、妹、妹、桐乃は妹、妹のバニーガール姿を見たいとか兄貴失格、失格……) そ、そーだな、残念ながら俺の好みはゴールドだ、黄金だ、百式色のバニーさんだ。 ここにはねぇ! つまり桐乃がバニーさんになる必要はないってこった!!」 沙織「むぅ…ここにきて踏み留まるとは京介氏も強情でゴザルなぁ」 桐乃「金色のバニーは無いの?」 沙織「用意してなかったでゴザルよ」 京介(なんでそんなにノリ気なんだよ桐乃!?) 沙織「ではきりりん氏のコスプレは諦めるとして、京介氏はこれにお着替えくだされ」 京介「え?」 ・ ・ ・ 京介「………」 沙織「よくお似合いですぞ、京介氏。いや京ックス氏」 京介「全然うまくねーからな! つーか何でキツネ?! 十二支関係ないだろ!!」 桐乃「プ…プププ……コーンって鳴いてみてよ、コーンって…プッ……」 京介「……コーン」 沙織(やるのでござるな……さすが京介氏は一流のシスコンでござる……) カキカキ 京介「って、お前、人の頭に何書いてんだよ? つーか油性!?」 沙織「ほら京介氏、もう一回コーンと鳴いてくだされ」 京介「ああもう……コーン……これでいいか?」 桐乃「あぅ…」 京介「何赤くなってんの?」 沙織「もう一回!もう一回!」 京介「キャラ違くねぇか、沙織……コーン」 桐乃「ア、アンタ、なにやってくれちゃってるのよ!?!」 京介「なんでお前が怒るんだよ!? (ん? ガラスに顔映ってら。額に書かれているのは…… 片仮名二文字で、ええっと、反転しているから……)……シス?」 沙織「コーン♪」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1411.html
352 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/02/28(火) 19 42 52.31 ID Zn9YJ4S50 [2/2] あれは思い出したくもないけど、俺が一人暮らしを始めて2ヶ月ほど経ったころのことだった・・・ 俺はこの冬、とある理由で、親と一緒に住んでいた実家を離れて、一人暮らしをすることになった。 不安も多かったけど、やがて一人暮らしにもなじんできた。 そんなころ、妹の桐乃が俺のアパートに遊びにくることになった。 二人ともお互いに忙しかったので、会うことが少なかったんだ。 そんなこともあって、俺は久しぶりに桐乃が遊びに来ることをとても楽しみにしていた。 その日、桐乃は約束どおり俺のアパートへやってきた。 しばらく会ってないように思ったけど、まったく変わっていない桐乃になんだか安心した。 「京介・・・ひさしぶりだね!」 「桐乃もひさしぶりだな。部屋にあがれよ。」 俺はこころよく桐乃を部屋に上げた。 早速お菓子とお茶を入れて、桐乃とエロゲーを始めた。 2ヶ月間しか離れてないといっても、次から次へとエロゲーは発売されるもんだから、話は一向に終わる気配が無い。 どんなエロゲーをしているのか、どんなエロゲーを買ったのか、かわいい妹はいるかなどなど話題には不足しなかった。 結局一息ついたときには、かなり遅くなっていた。 「もうこんな時間になっちゃったな」 「うん、いろいろ話したもんね。京介のエロゲセンス、結構良くなったし」 エロゲのセンスを褒められるのはアレだが・・・ まぁ、それでも喜んでくれて良かったな。 「ところで、桐乃?おまえ、帰りの時間大丈夫か?」 「え、えっと・・・そろそろ終電の時間・・・かな?」 桐乃はそんなことを言いつつも、時計を見ようともしない。 「なあ、桐乃、明日何にも予定がないなら俺の家に泊まっていけよ」 せっかく遊びに来たのに、このまま帰すのはもったいねえだろ? 「そっ、そうだね、明日はお休みだし、京介の部屋に泊めてもらおうかな~」 話が決まったところで、二人の好きなエロゲをプレイして、 そうしているうちに、よくわからないが二人で寝ることにした。 ベッドは狭い上、桐乃の荷物も置いていたから、仕方なく・・・ そう。仕方がないから、来客用の布団をベッドの横に敷いて、二人でその中に潜り込んだ。 そして、電気を消して1時間ほどたった頃だっただろうか・・・ 俺に馬乗りになった桐乃が、ビンタをしてきたので目が覚めた。 「ねえ、京介、コンビニいかない?」 俺を急に起こしておいて、その言い分はねぇだろ? 「おい、桐乃。今、何時だと思ってんだ?」 俺は急に起こされたので、不機嫌そうに言った。 だが、桐乃は俺をゆすりながら 「いいじゃん、行こうよコンビニ。あたし、急にアイスが食べたくなっちゃった!」 「ひとりで行けばいいだろ!それにコンビニなら、このアパートの3軒となりに―――」 「いいから一緒に行こうよ!ねえ京介!」 桐乃ってこんなわがままでブラコンだったか? いや、ブラコンはブラコンだろうが・・・ まあ近所のコンビニだし、すぐに戻ってまた寝ればいいか。 「しょーがねぇなー、コンビニ行くぜ~行けばいいんだろ?」 「本当?ありがとう!」 というわけで、俺は桐乃のわがままを微笑ましく思いながら、桐乃とコンビニへ行くことにした。 服を着て部屋を出てアパートの階段を下りると、いきなり桐乃が俺の手を凄い力で握り締めて一気に走り出した。 俺はおどろいて、手を握られたまま桐乃と同じように走る格好になってしまった。 毎度のことながら、ワケのわからねー行動に出やがると思いつつ、とりあえず、桐乃に確認をしてみた。 「桐乃、さっきからどうした?それにコンビニ行くんだろ?こっちは駅の方角だぜ?」 「大きな声を出さないで!今から駅前にある交番にいくの」 「え?交番?なんで交番??」 そして、桐乃はこう言いやがった。 「だって、あたし、みちゃった・・・京介のベッドの下に、包丁を持った女が隠れているのを!」 結局、その女は警察に逮捕されなかった。 現場に残された包丁や手錠、ライターからも、その女を特定することが出来なかったそうだ。 そして、今、よくよく考えてみると・・・ もし桐乃が起こしてくれず、二人とも完全に寝てしまったら、きっとベッドの下から這い出してきた女に・・・ 「ねぇ。お・に・い・さ・ん」 SS『ベッド下の女』End. -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1119.html
29 名前:【SS】[sage] 投稿日:2011/09/19(月) 20 19 30.46 ID zyJ1p6/k0 [2/2] タイトル:ボイスクロック 「高坂さん、お届け物です」 「はーい」 リビングで雑誌を読んでいると、宅配業者がやってきた。どうせまた桐乃の荷物だろうとは思 ったが、出ないわけには行かない。返事をしてゆっくりと腰を上げる。 リビングの扉を開けると、そこにはすでに宅配業者に応対している俺の妹、桐乃の姿があった。 「ありがとうございます」 そういって宅配業者は玄関を閉めた。 「おまえ、今度は何買ったんだ」 俺は何気なく聞いてみた。 「これ、あんたの荷物。逆にあたしが何買ったのか聞きたいんですけど」 リビングに入ってきた桐乃が、そういうと、エロ本でも買ったんじゃないかとでも言いたげな目 を俺に向ける。 俺はそんなもの通販で買わんわというツッコミを心の中で入れる。 「誰から送られてきたんだ」 と言いながら荷物を受け取った。 送り主は”雷撃屋”。ライトノベルを扱っている雷撃文庫の通販サイトからだった。 そういえば先日、何気なく通販サイトを覗いていると、俺の好きなラノベのボイスクロックが残 り1個だったので衝動買いをしてしまったことを思い出した。 「で、何買ったの」 「送り主でもわかるだろ、おまえが考えているような変なものじゃない」 「はぁ?わけわかんない、別にあたしは変なものとか言ってないつーの」 「おまえの目が言っている」 「あっそう、変なものじゃないってなら見せてみなさいよ」 「いやそれは・・・・」 俺は桐乃にこれを見せることを戸惑った。なぜなら俺が好きなラノベのヒロインは普段は主人公 の兄を人とも思わない言動で罵倒する妹なのだ。普段の言動は、まさしく目の前にいる桐乃と酷 似している。 しかしこのヒロインは時折みせる照れ隠しな部分やこいつ実は兄貴が好きなんじゃねぇ?と言わ んばかりの行動が何ともかわいい。目の前の桐乃にも最近そういった面があるのではと感じるよ うになってきたが、現実と小説の中の人物に対してはやはり感じ方が違う。 今回買ったボイスクロックは、そんなヒロインが罵倒の中にも照れ隠しな部分を見せながら起こ してくれるというもので、買おうかどうか迷っているうちに残り1個になってしまい思わず買っ てしまったものだ。しかし実際に購入を決めた理由は、ヒロインの声がなぜか桐乃に似ていると いうこともあった。 俺って桐乃に調教されてるのかな?とエロゲー的な思考が浮かんでしまう。まぁほんとうは現実 の桐乃に起こしてもらいたいんだが、こいつは頼んでもやってくれなさそうだし。 「なに、だまってんのよ。やっぱりエロいの頼んだんでしょう、この変態」 「そんなもんは頼んでない、いやちょっと恥ずかしいかもと・・・・」 「・・・マジキモイ、エロいのじゃないんだったら、あたしに見せてもいいよね。あんたの頼ん だもんみて笑ってあげるから」 と言って、俺から荷物を奪い取った。そしてあっという間に荷物を開けてしまう。 「なにこれ?時計?」 と言いながら、何か面白いものというか俺の弱みでも見つけたかのような顔をする。 「へー、あんたがラノベのボイスクロックをねー」 「・・・別にいいだろ。そんな変なもんじゃないし・・・」 「いや、このラノベ、あたしも知ってるけど、主人公の兄貴を罵倒する性格とか何とかならないの とか思うわけよ」 おまえがそれを言うのか。 「確かにぱっと見はそうだが、たまに行間に見せる『お兄ちゃん大好き』とかの仕草が何ともいえ ないだろ」 「・・・このシスコン、マジひくわ。あんた、妹もののエロゲーやりすぎて脳みそ汚染されてんじ ゃないの」 「だれがやらせてるんだ」 「・・・キモ、否定しないんだ」 「いいから返せ」 俺は桐乃の腕をつかんでボイスクロックを奪い返そうとする。桐乃も負けじと踏ん張り奪い返され ないようにする。細身の体からよくこんな力が出るんだと言わんばかりにお互い拮抗する。そして 桐乃は俺から逃げようと俺の膝を何度も蹴ってくる。「痛っ!」そう叫んだ俺は、膝をずらして桐 乃の足蹴りをかわす。桐乃の蹴りが宙を切ると、俺たちはもつれ合ったままリビングのじゅうたん の上に倒れこんだ。 「危ない」とっさに叫んだ俺は、桐乃の腕を掴んでいる手を離して桐乃の頭の後ろに回した。そし てもう片方の腕を床につけて衝撃を和らげた。 一瞬視界が真っ白になったがすぐに視界は回復した。目の前を見ると、目を閉じた桐乃の顔がある。 そして俺たちはちょうど俺が桐乃を押し倒したような形で抱き合っていた。すぐに退こうと思った が目の前の桐乃に目を奪われて動くことができない。 こいつ、マジかわいい。 少し間をおいて桐乃が目を開けた。 「桐乃、どこかぶつけなかったか」 「・・・んー、・・・背中が床に当たってちょっと息が詰まっただけ」 「そうか、よかった」 俺がほっとしていると、桐乃が持っているボイスクロックから突然音声が流れた。 『あたしも……あ……兄貴のことね…………好き……かも』 俺は一瞬はっとした。今目の前で抱き合っている桐乃にそっくりな声でこんな台詞が聞こえてくる。 桐乃もそれに気づいたのか、頬を昂揚させ目を逸らしてくる。その仕草と桐乃が持つ独特の魅力に 惹きつけられキスをしたい衝動に駆られた。桐乃がゆっくりと目を閉じた。俺の今感じていること を察したのだろうか。”かわいいやつめ”そう感じていると、 『なぁんて言うと思ったァ?なに慌てちゃってんの?キモいんだよ、シスコン。』 ボイスクロックは間をあけてそんな言葉を放った。 それを聞いて我に返る桐乃と俺。桐乃の顔は赤くなっているが怒っているのか恥ずかしいのかよくわ からない表情をしている。 「どけ、このシスコン」 そう言い放つと俺の股間に膝蹴りを入れた・・・・・・・ 激痛のあまり倒れこんだ俺を退かすと、桐乃立ち上がり乱れた衣服を整えた。 「あんた、何あたしにキスしようとしてるわけ?信じらんない」 「・・・いや、あれはだな、おまえを見ていたら何かかわいく見えてきて・・・」 「はぁ?そんだけの理由であたしにキスしようとしたわけ?変態」 「時計からの声がおまえの声のように聞こえてだな・・・・」 「・・・キモ、そんな妹に欲情するようなやつだからボイスクロックなんて買って慰めようとしてるわ け?・・・マジひく」 「いや、そんなことはない。どうせならおまえに起こしてもらったほうが・・・・・」 「うっさい、はいこれ返す。あんたは二次元ボイスでも聞いてハァハァしてれば」 そういうと、桐乃はリビングを出て自分の部屋に戻っていった。 翌朝、俺はボイスクロックの音声で起こされた。 『朝よ、起きて』 「んー、もう朝か・・・」 『早く起きないと、遅刻するよ』 「罵倒だけかと、思ったらこんな音声も入ってるのか」 「・・・キモ、罵倒されて起こされたいわけ?マジひく」 俺はその声を聞いてはっと目を開けた。目の前には桐乃の顔があった。そしてその顔に満面の笑みを浮か べながら 「おはよう、京介、本物のほうがぜんぜんいいでしょ」 とささやいた。 -------------
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/2641.html
387 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その8 1/4[sage] 投稿日:2012/10/22(月) 07 18 17.66 0 「見て下さい。この、海鮮丼。大きいでしょう? この大振りのどんぶりにこれでもか とばかりに乗せられた海産物。海老、イカ、うに、いくら、まぐろにたこ。豪華でしょう?」 それから、どんぶりを元に戻すと、箸でまぐろをつまんで、顔の前に掲げて見せる。 「しかも、この分厚さ。色艶の良さ。新鮮な材料の手に入る、漁港近くならではですよ」 私は頬杖を突いて見つつ、ボソッと呟く。 『こういうのって、テレビとかだと別撮りで、いかにも美味しそうっていう見せ方する のよね…… ああいう職業の人もいるのかしら? だとしたら拷問だわ。見せるだけで 食べられないとか』 まるでテレビを見ている気分で感想を言うと、別府君がうっかり会話に乗ってきてし まう。 「ああ。そうだよな。もし、あれで芸能人とかが食べてるの見てるだけだったら――」 『レポーターが反応しない。真面目に自分の役割に専念なさい』 厳しい声で別府君の声を遮ってピシャッと言うと、別府君がウッと渋い顔を見せた。 しかし、次の瞬間には諦めたように、演技へと戻る。 「では、早速頂かせて貰いますよっと…… まずは、小鉢にわさびを入れて、醤油で溶 きます。これは、上手に溶かないと、固まりが入っていてうっかりむせちゃったりする んですよね……」 『小話がくだらなさすぎだわ…… まあ、いいけど』 私の感想に、別府君が僅かにがっかりしたような困った顔を見せる。ネタが滑った時 の芸人のように。しかしまあ、立ち直りが早いのは彼の良いところだろう。 「では、これをサッとどんぶりに掛けて……では、いただきます」 『やっと食べるのね…… 見ていたらお腹が空いてきたわ』 軽く、彼には見えないようにお腹に手を添える。気休め程度だが、こんな所でお腹を 鳴らしてしまう訳にはいかなかったから。 「では……まずは、と。さっそくこの、うに行っちゃいましょう。うに。すっごいいい 色してますよね。これ、スーパーの特売のスシに入ってるうにとかだと、たまに酷い色 のもあるんですけど、これはもう輝きを放っているといって過言ではないですよ」 388 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その8 2/4[sage] 投稿日:2012/10/22(月) 07 18 50.44 0 『だから、貴方の体験談なんて誰も聞きたくないでしょうに……』 ブツブツと、私は文句を言う。別府君に全種類食べさせるまでは見ていたい気分もあっ たが、反面お腹が空いて自分も食べたくなってきていた。まあ、私が食べてる間でも別 府君にはずっと演技をしながら食事してもらうというのも、また一興だろうけど。 「コホン。では、あらためて……いただきます」 自分の小話にケチを付けられてちょっと不機嫌そうにしつつも、咳払いで気を取り直 した彼は、ご飯にたっぷりのうにを載せ、わざとらしく箸を一回顔の前に掲げて見せて から、ゆっくりと口に運んだ。何度か咀嚼してから、ゴクリと飲み込む。と、途端にそ の顔に満面の笑みが浮かんだ。 「うめえええええっ!! あ、思わず叫んじゃいましたが、そのくらい美味しいですよ。 口に入れた途端、うにの甘くまろやかな風味が口いっぱいに広がって、しかも濃厚なの にクセはないんですよ。これだったら、ホント、何杯だっていけます」 別府君のさも美味しそうな表情に、自分も早く食べたくてしょうがなくなった。正直、 頑張ってる別府君には悪いけれど、これは失敗だったかも知れない。いや、当初の目的 を達成したという意味では成功したのだが、テレビだと適当なところで切ってしまえば いいが、正直落ちがないので、どこで終わりにすればいいか、上手いタイミングが思い 付かない。 「では、次はこの、分厚く切った新鮮なマグロをいただきます」 私の考えに気付くはずも無く、別府君は箸でマグロをつまんで見せる。うん。多分こ れの繰り返しだろうし、このマグロを食べ終わったら強制終了しようと私は決めた。も ういい加減、お腹が限界だ。 「では、これもごはんにのせて…… 見て下さいよこの大きさ。別にごはんを少なく取 ったわけじゃないですよ。それなのに、上に乗ったマグロがこんなにもはみ出してるん ですから」 マグロが落ちないように、恐る恐るゆっくりと、別府君が大きな口を開けてマグロを 口に入れた。また、別府君のさも幸せそうな顔を見るのもいささか飽きてきた。まあ、 私の頼みを聞いて一生懸命やってくれた彼には悪いけど、ここいらで打ち切ろう。 そう決めた時だった。別府君がいきなり、むせた。 389 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その8 3/4[sage] 投稿日:2012/10/22(月) 07 19 29.32 0 「ブッ!! ゴホッ……ゲホゴホ……オホッ!! ウェッ……」 何事かと驚いて私は思わず目を見開いて彼を見つめる。すると別府君は、口元を手で 押さえたまま、顔を上に向けて鼻を指でつまみ、涙目で顔をしかめる。 「あーっ……やっべ……わさびの固まりが……ヴーッ」 しかし、そこで彼は諦めなかった。しばらく上を向いて落ち着かせると、無理矢理笑 顔を作ってリポートを続けようとしたのだ。 「いやぁ。ちょっろ、お見苦しい所をお見せひましたが、えもこのマグロ……」 とはいえ、口の中にまだわさびの風味が残っているのだろう、僅かに顔が歪み、口調 も何か変だ。それが私のツボを突き、私は笑いを堪える為に口元を手で隠し、腹筋に力 を入れる。彼の前で大爆笑するなんて、みっともなくて出来たものではない。 「新鮮で、脂が乗っていて……ゲホッ!! ゴホゴホゴホ!! くひのなかれ……エホ エホッ!!」 しかし、どうやら直撃したわさびは簡単に抜けないようだった。鼻に来る刺激と戦い ながら、必死でリポートを続けようとする彼の様子がおかしくておかしくて、とうとう 私は堪え切れなくなってしまった。 『クッ……!!』 両手で顔を覆うと、私は体を折って必死で声を殺す。しかし、別府君のあの必死な顔 が浮かぶたびに笑いがこみ上げてどうしようもなくなって、私は体を震わせて目に涙を 浮かべながら、笑い続けたのだった。 『あー…… もうダメ。死ぬかと思ったわホントに』 ようやく笑いを収め、私は水を一気に飲み干す。すると、仏頂面の別府君が文句を言って来た。 「あそこで笑うとかひでーよな。人が一生懸命やろうとしてんのによ」 その顔がまた、笑いを誘発しそうになって私は思わず視線を逸らし、唇を噛み締める。 『仕方ないでしょ。貴方があんまりにも変な顔でリポートを続けようとするんだもの』 「いや、だってその、あそこで勝手に止めたりしたら、また文句言われるかと思ってさ」 そう言われて、考えてしまう。果たして私は、彼の中ではどのくらい暴君なんだろうと。 『一時中断して収まるまで待って貰うとか考えなかったの? そもそも、貴方がわさび をキチンと溶かさずに醤油を掛けたのが問題なんじゃない』 390 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その8 4/4[sage] 投稿日:2012/10/22(月) 07 21 16.43 0 私の指摘に、まだ軽く咳き込んでいた彼は、いささか不満気な顔をしつつ、しかし自 信無げに小さく答えた。 「いや、だから続けなくちゃいけないかなって思ってたから…… まあいいよ。俺の不 注意が原因なんだろ? 悪かったな。上手く出来なくて」 何を言っても反論されると思ったのだろう。彼は言い訳を諦め、半ば投げ遣りな謝罪 をする。普段ならこんな謝り方を私は許さないが、これに関しては私の無茶振りなんだ し、それに十分楽しませてもらったので、私は大人しく頷いて彼の言葉を受け止めた。 『まあ、いいわ。まるで私のせいみたいに言われたのが気に食わなかっただけで、わさ びに苦しみながらも演技を続けようとした、その努力は買ってあげる』 本音を言えば百点満点なのだが、どうにも私は、素直に褒めるという事が極端に苦手 なのだ。こと、別府君に関しては。 「ちぇっ。人が死ぬ思いで演技を続けようと頑張ったのにさ。評価が努力賞程度って、 なんか泣けてくるよな」 不満気な彼の言葉を、私はばっさりと斬って捨てた。 『仕方ないでしょう。いくら努力をしても、結果が付いて来なければこの世の中、評価 なんてされないのよ。褒められただけでもありがたいと思いなさい』 その言葉に、彼は私を見て何か言いたそうな顔をしていたが、やがて肩をすくめてた め息をついた。 「分かったよ。で、この下手くそな演技のレポートはまだ続けなくちゃなんないのか?」 その問いに、私は首を横に振った。もう立派にオチまで付いたのだから、これ以上はもはや蛇足だ。 『いいえ、もういいわ。正直、ちょっと飽きて来た所だったし、私もお腹が空いて来た から、終わらせるのにはちょうどいいわ』 しかし、私の返答は、別府君の心にダメージを与えるのに十分だったようだ。 391 名前:・ツンデレが男に水族館デートを申し込まれたら その8 5/5[sage] 投稿日:2012/10/22(月) 07 22 23.05 0 「……飽きて来たって……全く……苦労して見よう見まねでやったってのに……」 愕然とした顔で、半ば呆然と呟きつつ天井を見上げる。それから軽く頭を振って、睨 み付けるような目で私を見ると、半ばキレ気味に叫んだ。 「分かったよ、もう!! ったく、やれっつーからやったのによ。元からして無茶だっ ての!! ああ、もうちくしょう!!」 そして、どんぶりを持ち上げると、やけっぱちに一気にかっ込む。自分の言い方が良 くなかったのは分かっているが、何だかそのキレ方までがお笑い芸人っぽくて、またお かしくなってしまう。それをグッと我慢し、私もようやく、一口海鮮丼を口にした。 続く
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1072.html
742 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 21 06 24.35 ID nBvskT7k0 [8/8] 今日はグミの日でもあるきがする。 京介「桐乃、なに食べてるんだ?」 桐乃「グミだよ」 京介「グミくれよ!」 桐乃「なにそれ。サイヤ人? レモングミだけどいい?」 京介「レモングミか。酸っぱいのか?」 桐乃「甘いよ」 京介「パッケージに『ギガマジすっぱい』って書いてあるんだが」 桐乃「甘いって。 ほら」 ぱく むちゅぅぅぅぅぅぅぅ 桐乃「ぷはぁ。 ね、甘いでしょ?」カァァァ 京介「あ、甘いな。 何個も食べたくなる甘さだ」カァァァ 桐乃「じゃあ、次は京介が食べさせて?」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1638.html
730 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/01/18(金) 14 24 02.60 ID 9SEKGC10O 桐乃「ironyって切なくて良いラブソングだよね。スゴく共感しちゃった」 加奈子「あれ桐乃のこと唄ってる曲だぜ?誰に向けて歌ってんだろうな?しっしw」 桐乃「え゛え゛!?」 京介「なに!?そうだったのか桐乃!?」 桐乃「ち、違うから!!そんなんじゃないし!!」 京介「お、お前もしかして好きなヤツがいるのか!!?いったい誰なんだ!??」 桐乃「それは…あの…えっと!」 京介「誰なんだよ!?」ガバッ 桐乃「だ、だからあ……!ちょ、そんな目で見つめないでってば!…ぁぅぁぅ」 加奈子「wwwwww」 ----------